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胡蝶蘭

「冥土めぐり」 鹿島田 真希

一昨日この芥川賞受賞作の感想をブログに書き、昨夜選考委員の選評を読みました。
9人の選者のうちこの小説に×を付けたのは村上龍の一人だけだったようです。
多くの選者が賞にふさわしい作品と評価していました。
私は当たり前ですが選考委員ではありませんから、どういう基準があるのか全くわかりませんが、これだけ支持されるのだから良い作品なのでしょう。

一昨日私は生意気にもこの作品をべた褒めはしませんと書きました。
でもよく読めていないところがあったかもしれません。
選評で気になったのが、この小説には宗教性があると複数の選者が言っていたことです。
凡庸に見える夫が実は特別な人で聖人のように描かれていたとは、私は感じませんでした。
鹿島田さんはキリスト教徒のようで、これは言い訳ですが、それを知っていれば感じ方も違ったかもしれません。

ときどき小説を読んでいて、宗教画をイメージさせられたり、神話じみた雰囲気を感じることはあります。
例えば村上春樹「1Q84」での性交渉なしでの受胎は聖母マリアを思い出させられましたし、村上龍「限りなく透明に近いブルー」の節度を超えたような性描写も雲の上の天国の世界の出来事のように感じたことがあります。

鹿島田さん本人のインタビューでも読む人が「救われる」小説にしたかったと言っていますから、選者はそれをしっかりと感じ取り、私は見逃していたようです。
小説を読むのに勉強も研究もしなくていいのですが、もう少しわかるようにはなりたいです。
それには、本を読むのもいいですが、生活においていろいろと真面目な経験を積むことが大事だと思います。

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胡蝶蘭 白石洋蘭園にて 2012/8/19撮影

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入道雲 2012/8/19撮影

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夕焼け 2012/8/21撮影

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