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Chz. Miura Otome‘White Christmas’BM/JOGA

情熱について3回連続で書きましたが、「鬱の力」という本もあります。
五木寛之氏と香山リカさんの対談です。

『鬱のなかには、憂鬱の憂、つまり「憂える」という意味があるでしょう。憂えるという気持ちは、まさに他者へ向けての発想です。~中略~世界中が「鬱の時代」に入っていくなかで、そのような意味を含めて、あらためて「鬱は力なり」と思いたいですね。』
と五木氏は言っています。
鬱々とした状態の人への単なる慰めではないでしょう。
それでも鬱に力なんてあるのかと私はまず思いますが、鬱には抑圧された力があると書いてあり、とにかく五木氏は最後に「鬱は力なり」と言っています。

芥川龍之介の文学も鬱の文学だとの話もありました。
私がそうかもしれないと思ったのは、「蜜柑」という小説のラストを思い浮かべたからです。
「私はこの時始めて、云ひやうのない疲労と倦怠とを、さうして又不可解な、下等な、退屈な人生を僅に忘れる事が出来たのである。」
こんなラストですが、全体を通して朗読を聴くと、はっきりと感動させられました。
確かに力があります。(「青空文庫 蜜柑」で検索すれば読める短編です。)

情熱の力、鬱の力、わかりにくいですが、鬱のなかには情熱に似た力が抑えられてこもっているのでしょうか。
身体に宿る力、心に宿る力、感じていたいですね。

IMG_7183-3.jpg
Chz. Miura Otome‘White Christmas’BM/JOGA 花径13×13cm 1花茎4輪 2013/6/16撮影
(EOS5D2,EF70-200mm F4L IS USM)

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